撤去終えるまでの６時間、上下線とも運転見合わせ

　３月１４日午後１時３５分ごろ、兵庫県宝塚市栄町３のＪＲ福知山線の踏切近くで「足場が線路側に倒れかかっている」と、線路沿いにあるビル工事現場の警備員から１１０番通報があった。兵庫県警宝塚署によると、改修中のビルの壁面を覆っていた高さ約２０メートルの金属製の足場が、上から縦約５メートル、横約１０メートルにわたって折れ曲がり、線路の敷地にさしかかっていた。

　ＪＲ西日本は運行に支障が出るとして、足場の撤去を終えるまでの約６時間、福知山線の塚口－新三田間などで上下線とも運転を見合わせた。他線を含め９８本が運休または部分運休したほか、１１本が最大約６時間遅れ、約４万３０００人に影響が出た。

　現場はＪＲ宝塚駅の北西約３００メートル。宝塚市消防本部によると、この日午後１時４０分ごろ、最大風速１０．４メートルの風が吹いていた。
(毎日新聞より)